退院して以来、
わたしは昼夜逆転の生活を脱したような気がする、、
と言うのは病室では、確か9時過ぎに消灯だったので、
わたしは容易に眠れるはずもなく、
逆にしばらくは睡眠不足だった気がする、、

隣りの小母ちゃん（病人）のイビキがうるさかったり、
大して用もないのにここが痛いなどと、
向かいの病人が看護師さんを呼ぶので、
わたしはその都度耳栓をしてしだいに眠りにつくことを覚えた、、
それが今、不思議なことに夜は9時頃までには必ず、
今までにはなかったしつこい眠気がわたしを襲うのです、、

わたしはそこまで年寄り臭くなりたくない、、
そんな思いで、わたしは屈伸運動を繰り返して
11時まで耐えるようにした、でも、すぐには眠れない、
布団に入って30分後くらいには必ずトイレに立ち、
湯呑の冷えたお茶を少し口に含ませて徐々に飲み込む、、

そして2時間半ほどで必ず目が覚める、、
わたしはパソコンの明かりをたよりに起き上がり、
毎日３回ほどトイレに行きかうのです、、
そんなこんなで、最近のわたしは10時間ほど寝ている、、

若い頃は、原稿の締め切りに合わせて、
ほとんど寝ることもできなかったわたしが10時間なんて、
よく寝れたもんだとじぶんでも驚く、、

ここで問題なのが、8時間くらいの眠りでは、
わたしは夢うつつで起きようにも立ち上がれないのです、、
時計の針が何時をさしていようと気にもならず、
わたしは布団の上で後ろ手をついたまま、
いつまでも立ち上がれずに眠気を覚ましている、
それが、10時間の睡眠だとすんなり起きれる、、

すぐにカーテンと窓を開け、玄関のドアも開いて、
タバコ臭い淀んだ空気を入れ替えてお茶を一口飲み、
わたしは新鮮な空気の中でタバコを吸うです、
そして徐に歯を磨き、顔を洗うのが最近の日課のようです、、

だけど、病み上がりの今は世間の時間帯に合わせて、
人さまと一緒に働くことはできない、、
でも、驚くほどのんびりした生活が送れているし、
お絵描きもできている、そして時には本も読むことも覚えた、、

Spring is nearly here

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