わたしが兄の住む田舎を訪ねたのは、
確か12年くらい前だと思う、、
高速バスターミナルに兄がわたしを迎えに来てくれた、、
それ以来、会ってないまま兄は6月に逝ってしまった、、

わたしは義姉から初盆の日時を知らされた、、
「具合はどう？、ムリして来なくていいよ、、」
義姉から、それを何度も聞かされれば、
わたしは遠出ができないなんて言っておれない、、

父が生前、裏庭に盆栽を絡めた小さな池を作って、
たくさんの金魚とメダカを飼っていた、、
それを、亡くなった兄が引き継いでいたらしい、、

「その池をうちの人（兄）に変わって、
今度は息子が手入れをしているのよ、、
これも順送りよね、、」

そういう義姉の言葉はもの悲しく思え、
わたしは高速バスとタクシーを乗り継いで、
兄の初盆に出掛けることに決めた、、

最近は、もうどうにでもなれと
リハビリを投げ出したわたしだけど、
また今日から頑張って一人で行けるようにします、、

Unchained Melody - The Righteous Brothers (played on guitar by Eric)

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