何のこれしき、、「病床の20日間を綴る₋③」
わたしは5人部屋に入室した、、
脳神経外科の患者さんで記憶の薄れた方、
または言語が思いだせない患者さんたちと同室だった、、
わたしは手術後5日目にして、看護師さんに頼らず
歩行器があれば一人で歩けるだろうとして、
運よく窓際の広いスペースを与えられた、、
だけど、わたしは落ち着かない、、
午前中から夕方にかけてリハビリの 理学療法士が
忙しそうに何度も病室を出入りする、、
若い理学療法士は、患者さんたちに本を読んで聞かせ、
この意味は①~③のどれでしょう?、と問いかけ、
そして、答えが出なければ、患者さんに再読させ
答えを導く、そんな声が常にわたしの耳に入る、、
わたしは眠れない、、
21時の消灯時はナースコールが頻繁に押されて、
看護師さんが慌ただしく出入りする、、
それの繰り返しでわたしは鬱になりそうだった、、
他の患者さんには申し訳ないけど、
わたしはこの病室の最古参だし、
1日でも早くここから脱出できることを願った、、
入院が2週間過ぎた頃に主治医さんが病室に来られた、
わたしに「腰部脊柱管狭窄症手術後、
2週間経ちますので規定上リハビリセンターに
転院です?」と主治医さんはわたしに打診した、、
わたしは断った、何のこれしき、、
30年も週2回のトレーニングをしてきましたから、
これから先のリハビリはじぶんでやりますので
退院させてください、とお願いした、、
それが了承されて、わたしは20日ぶりに帰路についた、、
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「今日のリハビリ」
朝、日が上がると同時にわたしは玄関先で
座ったまま靴を履いた、、
右は履けたけど、左はどうしても手が届かない、、
わたしは仰向けになり、コルセットのベルトを緩め
左膝を抱え込むようにすると靴が履けた、、
アパートの3階から1階に向けて慎重に降りる、
通常の3倍ほどの時間を掛ければOKだった、
階下で5分ほど休むと、わたしは3階に戻った、、
右脚がしびれ座骨に痛みが走る、、
わたしは横になると30分ほど寝てしまった、、
今日の買い物はムリです、、
でもチャリだと乗れる気がする、、
わたしは8時になると階下に置いたチャリのサドルを
いっぱいに下げ、ゆっくりと跨ってみた、、
うん、大丈夫だ、今なら人通りは少ない、
わたしはコンビニまでの距離をペダルをこいだ、、
コンビニ着き、チャリから降りると足が地に着かない、
やはりふらつく、でもチャリだと来れた、
これで一安心です、、
明日も日が上がると階段の上り下りを繰り返す、
痛みには慣れたし、3か月も経てばコルセットも外せる、
わたしはそれまで頑張る、負けない、、
Красивая музыка! Сборник ЛУЧШИХ Мелодий от которых мурашки по телу! Цветы красиво распускаются #48
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